心と身体にやさしいコラム
-目次->> 腹式呼吸でリラクゼーション
呼吸のしくみ
人は生まれてから死ぬまでの一生で。約8億回の呼吸をすると言われています。呼吸とは、酸素を取り込む「吸気」と炭酸ガスを吐き出す「呼気」のことを言います。
肺自体には呼吸をするための筋肉は無く、肋骨を動かす肋間筋と横隔膜が胸郭を伸縮させる”ふいご”のような運動で、 間接的に肺を収縮・拡大することによって呼吸します。私達が日常行っている呼吸は胸式呼吸ですが、 健康法として使われるのが腹式呼吸です。そして人は水の中に入ると自動的に腹式呼吸になりやすくなります。 つまり水中での運動は健康に良い腹式呼吸をしながら行われています。
腹式呼吸の効果
腹式呼吸には次のような効果があります。
- 体を活性化して代謝を高めます>>>
- 加齢と共に基礎代謝が落ち、同じ食事をしても太ってしまうことを防ぎます。
- 自律神経のバランスを整えます>>>
- 胃腸や肝臓が横隔膜の動きによりマッサージを受け、血行が良くなってそれらの働きが良くなります。
- 呼吸に必要な筋肉が働くことで、発熱が促進されます。
- 自律神経の副交感神経が優位に働き、神経の緊張が緩み、血行が良くなります。
- 筋肉が鍛えられ腰痛予防になります。
水中で腹式呼吸すると
- 呼気=水圧が横隔膜を押し上げる手伝いをしてくれるので楽に息を吐けます。
- 吸気=水圧が抵抗になって呼吸筋が鍛えられます。
水中での腹式呼吸の仕方
- ため息をつくように力を抜いて、鼻から吐いて口から吸います。
- 片手をお腹に当て、鼻から吐く時にお腹がへこみ、口から吸う時に、お腹が膨らむのを確認します
- 「お腹がへこむ←→お腹が吹くらむ」の動作を大きくしていきます。
これができると水泳の呼吸が上手になります。心身の調子を整えリラクゼーション効果が期待できる腹式呼吸。水中でやると効果倍増です、さっそくやってみましょう!
Copyright(C)2000-2004 Able Sports Planning All rights reserved.