抵抗

抵抗とは水中での移動・動作に大きく関わる要素です。普段、私たちの日常生活動作において抵抗を感じることはほとんどありませんが、水の密度は空気の約800倍もあり、水中での動作は陸上動作の 12~15倍の抵抗を受けています。


抵抗は動くスピードや体表面積にも大きく関係があり例えば、水中で腕をゆっくり動かせばスーッと動きますが速く動かそうとすると重く感じられます。またそのとき、手のひらを進行方向に対して垂直に向けているかいないかでも大きく抵抗が変わります。また小さな動きより大きな動きの方が抵抗が大きくなります。これらのことをいろいろ調節しながらできる水中運動や水泳はリハビリテーションからシェイプアップ運動などにも適しているという事にもつながります。つまり個人の能力に適した負荷が無理なく決められ、筋力の弱い方はゆっくりした動作で動けば抵抗も少なくてすみますし、強さが簡単に変えられ、陸上の筋力トレーニングと違い、衝撃力も反動も少なく安全にトレーニングができるということです。

水泳はこの抵抗を推進力にしています。エイブルスポーツのスイミングレッスンでは、抵抗と浮力を効率よく利用して、体力や筋力に自信のない方にも、楽しく自信を持って泳げるようなレッスンを行なっています。