水温

例えばプールに入ったときに、水温は同じなのに時によって、冷たい・暖かいと感じ方が異なることがありますが、一般的にプールの適温というのは何℃ぐらいなのでしょう?また普段入っているお風呂やシャワーが快適とされるのは何℃ぐらいなのでしょうか?実際にはあまり気にしていない方がほとんどだと思います。そこで下の図をご覧ください


エイブルスポーツのプール水温はアクアエクササイズ(水中運動)に最適とされている30℃~31℃に保たれています。ですから、水温の感じ方が変わるのは外の温度と湿度によって変わってくるわけですね。その水温がどのように水中運動に関わってくるかとうと、水中では空気中に比べ、熱喪失量が大きく30℃の水温でも体内では熱生産が行われます。
すなわちプールにつかっているだけでもカロリーを消費するわけですね。したがって水中運動をするとそれに運動抵抗などが加わり、さらに消費されるわけです。 もし他のプールで水中運動することがあれば、水温にも気をつけ、30℃より低いようであれば、運動強度を高めるか、もしくは運動時間を短めにします。逆に高すぎる場合は、疲労し過ぎないように強度を下げて調節すると良いでしょう。
エイブルスポーツのレッスンは水温に合わせたプログラムで、運動の強度は、流水コース < ウォーキング < アクアビクス と徐々に強くなっていきます。

また、上の図で聞き慣れない「不感温度帯」という言葉が出てきます。これは温度帯の中で、最もリラックスできる範囲であり、心拍数、血圧、呼吸数、酸素消費量に最も影響の少なく、温かくも、冷たくも感じない水温です。水温が40~42℃を越えると高温浴となり、新陳代謝を活発にし、若年者の疲労回復に役に立ちます。(高血圧者、高年齢者は禁忌)。ちなみに、水泳競技の水温は25℃~28℃とされています。また余談ですが昭和の某TV番組の熱湯に入るコーナの水温は50℃だったそうです。一度試してみては…(笑)。